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インプラント
歯を失った時の治療法の選択肢の１つとして、インプラントは存在しています。
インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。心臓のペースメーカー、人工関節、美容成形の目的で体内に埋め込むシリコン材料等は、いずれもインプラントです。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と呼称されます。
インプラント治療は保険適用外の治療になります。
インプラントの構造
基本的に３つのパーツによって作られています
インプラントの材質
チタンは生体と非常に親和性が高く人工関節など体の様々な部分で用いられています。
当院はインプラント手術シミュレーションソフトSimplant（シムプラント）を取り入れています。
インプラント手術シミュレーションソフトシムプラントとは、CTのデータを元に、３次元的な顎をパソコン上に再現できるものです。歯列、かみ合わせ、顎の骨の断面画像を見ながら、精密な情報が把握できます。重要な顎の骨の中にある神経の位置を立体的に把握し、実際のインプラント手術をパソコン上で再現し、審美面と機能面の最適なインプラントの位置を診査、診断が可能となります。
当院のインプラントは、CTで計測したデータを元に患者様ごとにパソコンで設定した部位に正確にインプラントが入るよう特別なマウスピースを使用して、ずれがないように施術していきます。そのためインプラント手術の前に、このシムプラントでの治療計画立案と患者様説明を行っております。
インプラントの治療期間
- インプラント治療においては、治療の開始から治療終了までの期間は、個々の症例によって異なります。
- インプラントに骨が結合するためには、一定の期間（２〜３ヶ月）が必要であり、この期間はインプラントを埋めた部位の骨の状態に影響されます。
また、インプラント治療部位の骨の造成が必要な場合には、さらに治療期間が延びることになります。インプラント治療を受ける前には、治療期間についても、しっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。
インプラント適応症について
- インプラント埋入予定部位に骨が存在しない場合には、インプラント治療を施術する事が困難です。
- さらに、歯周病に罹患している患者さんは治療後のインプラントの残存率（寿命）が低いことが知られています。
歯周病に罹患している場合は歯周病の治療を優先しておこないインプラント治療を受けることをお勧めします。
インプラント治療の終了後
- インプラント治療は手術を伴う治療であると同時に、治療終了後も十分なケアが必要です。
- 高血圧症や心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある場合には注意が必要です。
また、現在服用されている薬によっては、インプラント治療を行えない可能性があります。 インプラント治療を担当する歯科医師から、全身状態や服薬状態について聞かれた場合には、正確に答えてください。
